えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

2007-06-27から1日間の記事一覧

エラクリウスがらみの雑想

さて、オウィディウスによればピュタゴラスはなるほど「死んだら生まれ変わる」 と言っている。ただここでは「罪」と「贖罪」の概念は提示されていない。 プラトン語る壮大な霊魂不滅説は、その点で確かにより合致するものがあるが、 しかし天国とか地獄とか…

分かって分からない

『エラクリウス』25-27章翻訳。あと3章まできたけれど 28・29の2章は他の章より断然長いのである。がんばろう。ところで、 プラトン『国家』(下)藤沢令夫訳、岩波文庫ワイド版、2002年 はなんとも読みやすい見事な訳文だと思う。 昨日の続きで、第10巻の最…