えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

2007-08-24から1日間の記事一覧

モーパッサンとサラ・ベルナール

さて、お話はいつものようにモーパッサンである。 1878年初頭、ようやく書き上げた韻文歴史劇『レチュヌ伯爵夫人』の原稿をどうするか。 フロベールはコメ・フラ支配人ぺランに渡すことを請け負ってくれる。一方でゾラが サラ・ベルナールに渡す役割を引き受…

黄金の声

サラ・ベルナールといえば黄金の声なのである。 やんちゃな娘が「女優になるの!」と宣言してコンセルヴァトワールに入り、 めでたくデビューするも鳴かず飛ばずでほっぽり出され、娼婦まがいのよく分からない生活の後、 オデオン座に復帰してコペーの劇で大…