えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

2008-11-23から1日間の記事一覧

オンディーヌ

ジロドゥ、『オンディーヌ』、二木麻里 訳、光文社古典新訳文庫、2008年 実に活き活き躍動感のあるオンディーヌは、古典「新訳」の成功の ひとつと評価していいのではないかと思う(けど既訳を知らないので なんともいえないか)。初めて読みましたが、なん…

天使の蝶

プリーモ・レーヴィ、『天使の蝶』、関口英子 訳、光文社古典新訳文庫、2008年 五つ星のお勧めの一品。化学、生物学の知識をネタに繰り広げられる SF的世界はユーモアとアイロニーに満ちていずれも印象深い。 実はNATCA社のセールスマン、シンプソン氏につい…

波の娘

オリンピックと政治の話ははや3週目を迎え、 1916年ベルリン中止、1936年ナチスの大会、1940年東京返上 につづき、 アパルトヘイトの南アフリカ、ローデシアを巡る問題に 1968年メキシコシティ「ブラック・パワー・サリュート」、 それから、 1972年ミュンヘ…