えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

2009-05-13から1日間の記事一覧

愛欲の街

ようやく読了。 金子光晴、『ねむれ巴里』、中公文庫、1976年初版、2005年改版 なんともいえぬ力の溢れる回想録。独特の文体にしびれる。 愛欲の蠢くパリの街のイメージがなんとも鮮烈であるけれど、これが書かれたのは 四十年以上も経た後のことで、著者は7…