えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

2019-06-09から1日間の記事一覧

『ノートル=ダム・ド・パリ』/ミレーヌ・ファルメール「涙」

ユゴー『ノートル=ダム・ド・パリ』(上下)、辻昶・松下和則訳、岩波文庫、2016年 は、なんとも長い小説だ。1482年1月6日、「らんちき祭り」の日に、パリ裁判所で聖史劇が行われる、というところから始まるのだが、まずこの裁判所の場面(第1編)がやたら…