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えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

ワーニャ伯父さん/三人姉妹

チェーホフ、『ワーニャ伯父さん/三人姉妹』、浦雅春 訳、光文社古典新訳文庫、2009年 なんのことはない、ここに出てくる人たちは皆そろって、 「よりよく生きたい」という想いに胸焦がれている、といってよかろう。 今とは違った人生に対する理想と、それ…

ともしび・谷間

チェーホフ、『ともしび・谷間』、松下裕 訳、岩波文庫、2009年 「曠野」以降の後期の傑作ぞろい。 ニヒリズム世代を問題にした「ともしび」 人を見る目を持たなかった女を描く残酷な「気まぐれ女」 「箱に入った男」「すぐり」「恋について」の三連作、 地…

六号病棟・退屈な話

今年が生誕150年だからなのか、どうなのか、 ここのところ文庫本にチェーホフが溢れているようで。 チェーホフ、『子どもたち・曠野』、松下裕 訳、岩波文庫、2009年 は、読み終えてすでに久しい。 濫作作家チェフォンテが、心機一転力を込めて書いたという…

浦雅春『チェーホフ』

なんの脈略もなく、発掘してきた本の話。 浦雅春『チェーホフ』岩波新書、2004年。 読んでいると実にモーパッサンとの類似に目が留る。 チェーホフとモーパッサンを比較して論じられたのは実は明治から大正にかけての頃のことなのだけれど。 モーパッサンは1…