えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

読書

スイート・ホーム殺人事件

福永武彦が早くから褒めていたと思うけれど、私が購入したきっかけは別の人の書評だった 気もして、今となっては思い出せない。というぐらい前に買った本。 クレイグ・ライス『スイート・ホーム殺人事件』長谷川修二 訳、ハヤカワ文庫、1994年(14刷)。 原…

妻を帽子とまちがえた男

お茶を濁すわけでもないけれど、他の読書の話。 いわずもがな、オリバー・サックス『妻を帽子とまちがえた男』 高見幸朗 金沢泰子 訳、晶文社、1996年(18刷)。 購入したのはそれこそ10年近く前のことで、ずっと読まずにいて ふと手に取って読み出したら、…

下流志向

内田樹『下流志向』講談社2007年 一つだけ、思ったこと。 『千と千尋の神隠し』が優れて「労働主体」として主体が 確立する様を描いているとするならば、『ハリー・ポッター』 の主人公は「消費主体」的ではないだろうか、ということ。 ただ、それだけ。