2007-04-02 ミクロメガス、この世は成り行き任せ フランス文学 つづいてヴォルテール。冒頭二編。 キーワードは「相対」につきる。 別の価値基準を提示することで、既存のそれを疑問に付すこと。 言い換えれば「外からの視点」によって相対化するということ。 コント・フィロゾフィックの典型といっていいだろう。 すこぶる18世紀的な想像力の用い方が今日には新鮮に映る。 それにしてもミクロメガスの身長8リュー=30キロには驚いた。 シリウスは今日のプラネタリウムにも登場したのだった。