えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

満開の桜

竹友文庫のモーパッサン

今日は学校に赴くと、なんと見事に満開の桜のことよ。
ベンチに座ってぼんやり見とれてしまう。なんというか、たわわについた花の重みで
枝がしなっているかのように見えるほど。
待ちに待った春の喜びに溢れている。モーパッサンなら「樹液がのぼってくる」
と言うところか。そういえばモーパッサンがこの桜を見たらどう思っただろう。
彼と桜はあんまり似合わないようでもあるけれど、誰より自然を愛した彼なら
きっとこの美しさにも見惚れたことだろう。そこまで考えたら、
この桜を彼に見せてやりたかったな、という風に思えた。