えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

買い物にあるく

自分で買ったのは新しいタイプのホッチキス。軽い力で多めの紙数綴じられるやつです。
前からほしかったのだ。
こんなの、フランスには売ってない。と思う(あたしゃ見つけられませんでしたよ。
でも同じように不在と思っていた「付箋」は、あるとこにはあったのでした)。
探せばあるかもしんないけど、かなりの確率で日本製だったりする。
不思議なことら。感動的な革新性なんだけどなあ。


先日より漸く荷風モーパッサンについての私論を書き始める。
36字×32行×12頁というのが、どれくらいなのか感じがつかめないまま
8ページまで来て、「お、こりゃやばいかも」と気づく。初めてのことは
難しい。ところで、
母語の文章を精読する時に「外国語のように読む」のが一つの技術である。
と以前どこからか聞いたことがあるけれど、
母語で文章を書く時の一つの要諦もまた「外国語のように」であるだろう。
単純に考えれば母語で書くことは外国語で書くよりずっと簡単だし、なにより速い。
でも便利なものにはいつだって落とし穴がある。
そのことが少なくとも頭で理解できるのは、
これまで苦労してフランス語の文章書いてきたお陰だと思う。
ま、実践に結びつかなければ意味はありません。