えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

訳せ訳せ

あんまり日の当たらないわが部屋にいてもなんだか熱くなってきた。
今日も『エラクリウス』四章翻訳。こうして徐々にシフトして行こうかなと。
18章は「自体幻視」を描いたものとして、その筋では有名な箇所となってる。
『オルラ』の前兆すでにここにあり、という話だけれども、あんまり気張らずに
幻想小説の王道のパロディと読むのが適当な気はする。なにはともあれ
エラクリウスはどんどん可哀そうなことになってゆくのである。なんで
最初からこんな暗い小説書いてんねん、ということをこそ、もっとも問題に
するべきではなかろうかな。


ところで、太宰は読み出したら止まらなくなるので注意しましょう。