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えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

畜犬談

モーパッサンが猫なら、太宰は犬、というわけだかなんだか
なんしかめちゃくちゃ面白い。笑いが止まりません。
太宰治「畜犬談」『太宰治全集』3巻、ちくま文庫、2001年、引き続き。

 私は、犬については自信がある。いつの日か、必ず喰いつかれるであろうという自信である。私は、きっと噛まれるにちがいない。自信があるのである。
(43ページ)

 という気張った出だしから、ずーっと最後まで、誇張によってかもされるユーモアが絶妙。
いやもう、実にうまいんだ。