えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

スイート・ホーム殺人事件

福永武彦が早くから褒めていたと思うけれど、私が購入したきっかけは別の人の書評だった
気もして、今となっては思い出せない。というぐらい前に買った本。
クレイグ・ライス『スイート・ホーム殺人事件』長谷川修二 訳、ハヤカワ文庫、1994年(14刷)。
原作は1944年。
ダイナ、エープリル、アーチーのカーステアズ三姉弟がなんとも生き生きしている、ということに尽きましょう。
彼らが実によく、いやがりもせずに労働するところが素晴らしくも頭が下がる。
古典的名著を今さら誉め立ててもしょうがないけど、
いやー、いいミステリ読んじまったなあ。と逃避的満足に浸る夜なり。