えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

見つけたのつづき

『悪魔伯夫人』とは誰なのか モーパッサンの偽作に関して(1)
をいちおう改訂。しれっと書いてある(つもりだ)けれど、ここまでに半年かかった。
出発点はこの『悪魔伯夫人』なる代物だったのだ。この翻訳者、勝見勝どのが、
アルバン・ミシェルとマンツの版その他を参照しましたなんて言うから話がややこしかったので、
なんのことはないダンスタン版の3・4巻から、すなわち英訳をご覧になっていたのである。
(「食後叢書」だと5,6,7,8巻だけど。ま、後発のもっとよう分らん版の可能性もある。)
というわけで、とりあえず英訳の作品は同定完了。しかし元ネタは一個も分からないままだ。
ああ、悪魔伯夫人とセニシュ生まれのオダリスクの正体が判明する日は来るのだろうか。