えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

オリンピックを学ぶ

北京オリンピックも閉会。
おもむろにオリンピックの勉強を始める。
ということで読んだ本。
武田薫、『オリンピック全大会 人と時代と夢の物語』、朝日選書、2008年。
夏季五輪の各大会の紹介と、印象的なエピソードを綴ったもので、
競技場の中でも外でも、いやまあ色々あるもので、
面白くてぐいぐい読む。
次いで、
結城和香子、『オリンピック物語 古代ギリシャから現代まで』、中公新書ラクレ、2004年。
こちらは新聞連載の記事を纏めたもの。切り口は、
「古代五輪」「近代五輪」「戦争の影」「女の戦い」
「アマとプロ」「ドーピング」「五輪と金」。
これまた色々あってへーへーほーほー。
それから、
別冊宝島1549 オリンピックタブー事件史』、2008年。
タイトルは煽っているけど、中身はごく正当で、基本コンセプトは
『全大会』と似ているか。
以上三冊で、オリンピックを語る際の着目点とはおおよそどういうものかが
窺い知れよう。
というわけで、今日からにわかオリンピック通。
まさしく「人と時代と夢」が複雑に絡み合いあいながら、
歴史を作ってきたこの100年。
話題は尽きず、それ故にオリンピックとは何であるかを語るのは
容易なことではない。
ないのではあるが、まあ個人的な答えを目指して細々勉強します。