えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

ロボット

少し前に
チャペック、『ロボット(R. U. R.)』、千野栄一 訳、岩波文庫、2005年(13刷)
を読み、なるほど「古典」の名に相応しいと思う。今でも上演しがいのある
作品ではなかろうか。それもあって、アイザック・アシモフ2冊をつづけて。
『われはロボット』、小尾芙佐 訳、ハヤカワ文庫、2004年
『ロボットの時代』、小尾芙佐 訳、ハヤカワ文庫、2004年
有名なロボット工学三原則のそれぞれの条項が互いに抵触しあった場合に
どうなるのか、というような想定を軸に筋が作られていて、謎が解かれる
展開はさながら推理小説。いまさらながらこれは面白い。
というわけで、おもむろに逃避。
一方、
小倉孝誠、『パリとセーヌ川 橋と水辺の物語』、中公新書、2008年
は目配せが大変広い上によく調べてあって学ぶことも多く、良書。
モーパッサンも出てくるところが、ポイントの高いところです。
ところで今、ラジオで流れている
Bénabar, "L'effet papillon"
がちょっといい感じなのでメモ。