えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

なぜか読書の

はかどる秋の夜かな。
生島淳、『スポーツルールはなぜ不公平か』、新潮選書、2003年
これまたタイトルは出版社によるものか。中身は
ルールから見るスポーツの歴史とでもいうもので良書。
タイトルに関しては、つまるところIFのお偉いさんが特定の地域出身者
に偏っていれば見解の相違から「不公平」に見えることもある、
ということであり、それに負けないためには国際的交渉力を持った
人材の輩出が欠かせない、ということである。
昨今の柔道の「テニス化」計画もしかりというところかと。
アイザック・アシモフ、『鋼鉄都市』、ハヤカワ文庫、2008年(23刷)
論理的かついかに予想外の(未来)世界を想像できるか、
というのが恐らくはSFの面白さの一つかと推察するけれど、
宇宙に植民した地球人の末裔たる「宇宙人」と、ロボットとの二つの
テーマをうまく組み合わせて先を読ませず実にうまい。
それからもひとつ。