えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

天使の蝶

プリーモ・レーヴィ、『天使の蝶』、関口英子 訳、光文社古典新訳文庫、2008年
五つ星のお勧めの一品。化学、生物学の知識をネタに繰り広げられる
SF的世界はユーモアとアイロニーに満ちていずれも印象深い。
実はNATCA社のセールスマン、シンプソン氏についての短編が
連作のようになっている構成もうまい。