えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

現代フランスについて2冊

小田中直樹、『フランス7つの謎』、文春新書、2007年(2刷)
はフランスに生活して感じる身近な疑問を、フランス史を遡ることで
考え、同時に日本との比較考察も試みるもの。切り口がうまい。
軍司泰史、『シラクのフランス』、岩波新書、2006年(3刷)
は、ジャーナリストの手になるシラク時代のフランス政治史で、
これがなかなか面白くて、ぐいぐい一気読み。
フランス人にとって「シラク」は何であったかを、個人的にはもう少し
突っ込んでみてほしかったかな、と思わないでもない。