2009-01-05 現代フランスについて2冊 小田中直樹、『フランス7つの謎』、文春新書、2007年(2刷) はフランスに生活して感じる身近な疑問を、フランス史を遡ることで 考え、同時に日本との比較考察も試みるもの。切り口がうまい。 軍司泰史、『シラクのフランス』、岩波新書、2006年(3刷) は、ジャーナリストの手になるシラク時代のフランス政治史で、 これがなかなか面白くて、ぐいぐい一気読み。 フランス人にとって「シラク」は何であったかを、個人的にはもう少し 突っ込んでみてほしかったかな、と思わないでもない。