えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

俗謡か否か

月いちマラルメ日。"Chansons bas" 二篇。
「靴直し職人」と「香草売りの女」。
1889年、「フィガロ」およびプロン出版の Les Types de Paris 所収。
この『パリの典型的な人々』は画家ラファエリの絵に添える形で、
ゾラやらゴンクールやらドーデーやらミルボーやらセアールやら
ユイスマンスやらブールジェといった、レアリスム・自然主義小説家
が多く寄稿して出来た本。モーパッサンは「女中たち」という一文を載せている。
マラルメの存在は異色といっていいかと思う。
rien さんご持参の現物をありがたく拝見。彩色画多数でとても綺麗でした。
夜は4年ぶりくらいのお店。健在で嬉しいでした。