えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

Zone C

いまごろもなにも、Zone Cは今が春休みであったか。
うーむ。そいつはうらやましい。
鈴木晶、『バレエへの招待』、ちくまプリマーブックス、2002年
でにわかバレエのお勉強。


一言でいうと19世紀末のフランスのバレエ界はぱっとしなかった。ところがその中において、
1886年頃にマラルメがバレエの、その身体運動の内に「詩」を見出していた
という事実は、まさしくその頃から、ロシアにおいていわゆるクラシック・バレエが隆盛し、
そこにおいては演劇的要素と純粋舞踊的要素の分離が見られ、後者が前面に出されることになる
というのと、ぴったり平仄があっている、ということは、まあその筋では常識というものなのでしょう。
なるほど、そういうことであったのか。と今更納得する。
おっと、これは本に書いてあることではありませぬのであしからず。