えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

本届く

モーパッサン『水の上』1888年

問題の本が届く。27日発送で、4日で着いた勘定になる。早い。
Guy de Maupassant, Sur l'eau, dessins de Riou, gravure de Guillaume Frères, C. Marpon & E. Flammarion, s. d. (1888).
なんと『水の上』の初版。
モーパッサンの初版本というのは趣味のためのものでしかないので、
私が手にしたのはこれが初めて。これが勢いでなくてなんであろう。
ガリカに出てればこんな散財するはずもないのだが、今のところは出ていない(はず)。
製本は並ながら中身はけっこう綺麗で、お値段はそうね、オランドルフのちょうど5倍。
それはしかし、つまりすごく「安かった」ということであります。
この本、画家Riouの挿絵が予想以上にたくさん入っているのが嬉しく、
穴の開くほど見つめましょう。もはや、それしかあるまいて。


ところで、日記書き始めて470日目にして、
モーパッサンを啓蒙」するのは変だろう、というすごく正しいご指摘を
Fさんより頂く。はい、直しました。
これから新たに「普及」に努めたいと思います。感謝。