えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

特捜班ヴィクトール

モーリス・ルブラン、『特捜班ヴィクトール』、井上勇 訳、創元推理文庫、2001年(17版)
いささか読む順番が間違っているんだけども。1933年作。
途中から、「これはつまりそういうことなのか」と思っていたら、
つまりそういうことだったので、あっさりしているというか、物足りないというか。
『虎の牙』の後ではいたしかたあるまいか。
この度のヒロインは、ロシア貴族のアレグザンドラ・バジレイエフ公爵夫人で、
こうなってくると、まさしくボンド・ガール状態ですな。
ほんにまあ、恋多き男であることよ、と。


後日の追記 今日がモーパッサンの命日であった。また忘れてもて、ごめん。