えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

事務手続きに弱る

事務手続きというのは、どうしてこう生命力を衰弱させるものであろうか。
メール送っても返事こないし。頼むからヴァカンスでおらんとか言わないでくれ。


それはそうと、以前にピエール・ボレルはモーパッサンの貴重な資料をあれこれ
公開しながら、校訂作業がいい加減だ、と文句を足れたりしておったが、
そのボレルのテクストをそのまま取ってきたはずの、パスカル・ピア編纂の
Guy de Maupassant, Théâtre, H. Piazza, 1971
に至っては、単語は間違えるわ、ト書きは勝手に書き換えるわで、
なおのこと信用もへったくれもない版であったことを、ベナムー先生に教わって、
実際確認したら、ほんまにひどかった。
いやはや、何もかもがプレイヤッド版みたいに信用のおける(それとて疑ってみる必要はあるんだけど)
もんではないのね、ということを痛感する。作者が生前に出版してないもの
(してるものだって、場合によっては大変だが。ルブランなんかまさしく)
の話は、最初っからややこしくて困ったもんである。しかもこちらは手の出しようがない。
しょうがないので、ボレルの版にならって、全部頁数を差し替える。なんかむなしいぞ。


ところで、コメントいただいたので、森本せんせいのサイトを勝手にはっつけさせて頂きます。
http://www.geocities.jp/silvalibrorum/index.html
ヴァレリーばんざい、マラルメばんざい。いい加減ですみません。