えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

リュパンかルパンか

一日、採点。ああ気の重いお仕事であることよ。


ところで私としては Lupin は「リュパン」と表記することに拘るわけであるけれど、
「ルパン」という訳語にも、既に長い歴史があるのであってみれば、
これはもう正しいか正しくないかの問題でもあるまい、という風に思うのであり、
「ルパン」のほうが発音しやすく親しみやすいのも否みがたかろう。
最初っから「リュパン」だったら、今ほど普及したんだろうか、どうなんだろう。
ルパン三世』は「リュパン三世」になっていたんだろうか。
太宰治で有名な銀座のバーは、これいかに。
よもやルブランも、遠い東方の地でかようなことになろうとは、
思いもしなかったろうねえ、とか。