えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

ルパン

Arsène Lupin, 2004
ジャン=ポール・サロメ監督。
私の気づいた限りでは、「女王の首飾り」「アルセーヌ・リュパンの逮捕」(されないけど)
「遅かりしシャーロック・ホームズ」(は出てこないけど)
カリオストロ伯爵夫人』『奇巌城』が脚本に取り入れられているけど、
リュパンの両親(とりわけ父親)をはじめ、ずいぶん脚色されている。
盛り沢山で見せどころ満載ながら、かえってどこが山場かよく分からなくなっていて、
結末のあれは一体何なんだろうか、と思わなくはない。
がしかし奇巌城が映像で見れるのはやっぱりすごくて嬉しい。CGって大したもんだ。
ロマン・デュリスリュパンは、優男すぎの気もするけれど、なかなかどうして
収まりよかったんじゃないでしょうか。