えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

グランド・ブルテーシュ奇譚

バルザック、『グランド・ブルテーシュ奇譚』、宮下志朗 訳、光文社古典新訳文庫、2009年
ええと、これは「海辺の悲劇」だったでしょうか。
「黒猫」と似てないこともない、なんとも怖い表題作に、「ことづて」に「ファチーノ・カーネ」
に「マダム・フィルミアーニ」。さすが新訳は読みやすい。
バルザックの短編はいかにもえぐみがあって味が濃いけど、それでもそこは短編だけあって
さくっと読めて、面白い。
いやさ本当に面白いから、ぜひたくさん読まれることを祈ります。バルザックばんざい。


うーむ、我ながらなんとおざなりな。