2010-05-13 散髪の後 森薫さんの『エマ』を7巻までようやく読み終える。 世紀末イギリスを舞台に、身分違いの恋を主題にした物語は、 まさしく19世紀のメロドラマそのまんまなのが凄い。 ど真ん中直球の恋愛物語を、見事な画力が支え、かつ盛り立てており、 たいへんに読み応えがあります。 21世紀の日本にこんな漫画が登場してくることの意味合いを もっともらしく説明づけたい気にもなるけれど、 どう転んでも辛気臭くなるので、やめておこう。 私はエレノアが一番好きですね。ええそうですとも。