えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

ユゴーの貫録、とゴロワズリ

ユゴー;Victor Hugo

竜之介さん楽しいコメントありがとうございました。
その手の艶笑譚はおーむかしからあって、
下ネタで権威的なものを笑いものにするというのが、
健全な?庶民の知恵だったんですねえ。
『エプタメロン』にもそんな話があったような、遠い記憶。
フランスではこれを gauloiserie ゴロワズリと呼び、
ガリア的機知の発露ここにあり、ということですが、
しかしまあ、そういうのはどこの国にもあるもんだ。
モーパッサンにその手の作品が幾つもあるのはご承知のとおり。
カトリックのお坊さんの謹厳ぶりをからかうのはお手のものですが、
でも、坊様が姦通してる、というストレートなネタは、
案外、扱ってないような気がするんですが、どうでしょう?
そのへんに、意外と彼の節度?が窺えるのかもしれません。