えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

飲み屋の割りばしの袋

今時の大学は成績をWebで入力したりするのだけれど、
そのためには当然IDとパスワードとが必要となり、
これがまたよくどっか行くんで困ったものである。
ぬおーどこやー。
と探し始めたのが運の尽きで、おのが部屋のあまりの乱雑ぶりに、
ほとんど生きているのが嫌になりかけ、おもむろに掃除を始めた時点で、
すでに本題が何だったか忘れてしまう。
おまけにパリバのクレジット・カードが期限切れてるのに気がつき、
まだ新しいの送ってこないと思うのだが、確かに受け取ってないと断言できない
自分にまたしてもうんざりする始末。
そして、ここに飲み屋の割りばしの袋が3枚。
酒飲み話で出てきた名前をメモしたものながら、
もはや文脈を完全に失念して、まるで意味不明。
とりあえずブツを処分すべく、ここに移し書く。
1枚目。相当古い。
Emmanuel Des Essarts (1839-1909) お父さんはAlfred(と書いてある)表面。
Ephraïm Mikhaël (1866-1890)裏面。
マラルメのお友達と弟子であるが、はていったいこの二人がどうしたんでしょうか。
rienさん今度教えてくらはい。無理ですか。
2枚目。
Anne-Marie Albiach (1937-)
『賽の一振り』よりすんごい詩を書いた人、という話だったおぼろな記憶が。
『総展望 フランスの現代詩 「現代詩手帳30周年特集版」』、思潮社、1990年
というのを入手するだけして、そこで息絶えた模様。
3枚目。これはまだ記憶に新しい。
高行健(ガオ・シンジェン, 1940-)
中国出身初のノーベル文学賞受賞者。
彼の『霊山』は2010年に読んだベスト1だ、と断言されて
おおそれは読んでみたいものであります、とメモしたもの。今年の宿題。


さて、結局私はパスワードを見つけられたでしょうか、どうでしょうか。
はい、見つかりませんね。当然のごとく。
かくして愚かなる一日はあっという間に過ぎましたとさ。うるうる。