2011-02-15 死者を起こせ フランス文学 フレッド・ヴァルガス、『死者を起こせ』、藤田真利子訳、創元推理文庫、2002年(2008年再販) 先史時代専門のマティアス(マタイ)、中世のマルク(マルコ)、第一次大戦のリュシアン(ルカ)の 3人の歴史学者(いずれも35歳、定職に就けずに「クソ溜」にはまっている)が、 ボロの一軒家で共同生活するところに、隣家の女性が失踪して…で始まるミステリー。 3人の造形と、彼らのキャラクターを生かしたユーモアが冴えているところが高評価の一品でした。