えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

上か下か

Guimard

はい、じゃあそこのあなたにクイズです。
以下は松尾芭蕉の俳句の仏訳です。
元の句を当てましょう。
まだ寒いので冬の句にします。

  Pétrifiée
sous mon cheval –
mon ombre glacée !
(Haiku. Anthologie du poème court japonais, traduit par Corinne Atlan et Zéno Bianu, Gallimard, coll. "Poésie", 2002, p. 184.)

(ヒントの直訳:固まった/我が馬の下―/凍った俺の影!)
はい、正解は、
冬の日や馬上に氷る影法師
でした。
上だ、上。て、まあそれだけです。


うーむ。今日ももひとつうだつがあがりませんでした。
うだつって何だ。

梲・卯建つ
1 建物の妻にある梁の上に立て、棟木を受ける短い束。
2 民家で、妻の壁面を屋根より高く造った部分。また、建物の外側に張り出して設けた防火用の袖壁。
デジタル大辞泉

うーむ。ま、なんしかぱっとしないということで。
しょうがないので辞書占いでもしましょうか。
このラルースのDictionnaire des citations、けっこうお気に入りです。
どっこいしょ。277頁右上。

Les vrais grands écrivains sont ceux dont la pensée occupe tous les recoins de leur style.
Victor Hugo, Tas de pierres (Edit. Mileu du monde).

「真に偉大な作家とは、その思考が文体の隅々にまで行き渡っている者のことである」ヴィクトール・ユゴー
さようでごぜえますか。へへー。