えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

バンヴィルとモーパッサン

テオドール・ド・バンヴィル
 余勢をかうように次の翻訳を掲載。
テオドール・ド・バンヴィル 「誠実さ」―モーパッサンへ
 訳してみたら、バンヴィルの文章は、たいへん古典的にレトリカルなもので、いささか苦労した上に、結果としても読みにくい。
 しかしモーパッサンがよく売れて、たちまち一流作家の仲間入りをした理由を、彼の「誠実さ」に見ている点で価値がある一文だ。

 それにしてもバンヴィルの顔は、こういう大学の先生いるよなあ、と思わせるようなインテリのお顔ではあるまいか。
 ポイントはなんといっても、ヒゲが無いというその一点です。