えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

シャルル・クロの頭

シャルル・クロ

引き続き、何枚かの肖像画を追加。
その中の1枚がシャルル・クロ。なぜかほぼ完成状態で放置されていたものを仕上げる(元写真はナダール撮影のものの由)。
シャルル・クロに関しては、現在、日本語でもしっかりとした研究を読むことができて素晴らしい。
福田裕大『シャルル・クロ 詩人にして科学者 詩・蓄音機・色彩写真』、水声社、2014年。
発明家としての活動と、詩人としての創作活動を「知覚」という観点から一つの視野に収めるというのは、シャルル・クロの研究でこれ以上の大道は存在しないだろう。
あらためて考えてみれば、科学者にして詩人であったシャルル・クロは、啓蒙と科学の時代の19世紀を(ヴェルヌと並んで)象徴するような人物と呼べるのではあるまいか。
といったことをつらつら考えつつ、なにはともあれ、この頭は描くのに苦労したに違いない(なにも覚えてないけど)。