『ふらんす』3月号に、「対訳で楽しむモーパッサンの短編(最終回) 「クロシェット」②」が無事に掲載されました。クロシェットとあだ名される老婆は、かつては美しい少女オルタンスでした。彼女の身に起こった事件とは……。コラムは「映画『女の一生』」です。お手に取ってご覧いただけましたら幸甚です。
半年間、モーパッサンの短編の読みどころをどう言葉にするかを考える、貴重な機会を頂きました。本文に書きましたが、モーパッサンの短編小説はじっくり味読する価値があるということを、これからも多くの人に伝えていければと思っています。
引き続き、Pomme ポムさんの曲。"Pauline"「ポーリーヌ」は、美人の女ともだちポーリーヌに、自分の好きな男の子を取らないでと願う歌。笑顔がとっても素敵ですが、彼女はいったい何を食べているのでしょうか。花?
Pauline, rose pleine d’épines
Tu le blesseras un jour alors laisse-le moi
Pauline, range tes canines
Laisse le bonheur aux autres au moins pour cette fois
("Pauline")
ポーリーヌ、とげ一杯のバラの花
あなたはいつか彼を傷つけるから、私にちょうだいね
ポーリーヌ、犬歯をしまってよ
せめて今度だけは他人を幸せにしてね
(「ポーリーヌ」)