2009-05-19から1日間の記事一覧
おもむろに、読みかけの学会誌のうちの2本のご紹介。 どちらも知ってる方のですけどね、よいものは褒めねばなりません。 辻川慶子、「ネルヴァル神秘主義再考 ―『幻視者たち』「ジャック・カゾット」における引用、歴史、断片の詩学ー」、『フランス語フラン…
ジャック・ルーボー、『麗しのオルタンス』、高橋啓 訳、創元推理文庫、2009年 創元推理文庫から出るとは予想外の嬉しい翻訳。 筆のたつこと一級品の現代作家がミステリーみたいな小説書いてみたら こんな風になる、ということで、いやまあ面白くてくいくい…
世の中インフルエンザで大変。おとなしく読書三冊。 北村薫、『ニッポン硬貨の謎 エラリー・クイーン最後の事件』、創元推理文庫、2009年 クイーンをぜんぜん読んでないことが惜しまれる。それでもぐいぐい一気読み。 横溝正史、『獄門島』、角川文庫、2008…