えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

バルザックの圧迫

19世紀仏文学者肖像コレクションで外せないお一人。オノレ・ド・バルザック。 と、懲りずにまだ描いてることを自ら暴露。 考えてみれば1850年に亡くなった彼の写真が残っているのもすごいことだ と気づくが、なんと1842年に撮られたダゲレオタイプなのらしい…

苦い思い出と感謝の記

日・月に新潟へ。 火・水はあっちのお仕事と、 あっちのお仕事に関係するのだと、理屈をつけて頼まれもせぬお絵描き。 ところで、2007年11月12日の記述のところに、 大西忠雄せんせいのお孫さんからコメントをいただく。 なんとまあ、お恥ずかしいことであり…

失策と散髪

散髪に行き、久方ぶりに新しい人に髪を切ってもらう。 なんかどきどきしますよね。しませんか。 ところで、昨日の自分の記述に間違いを見つけてしまう。 こっそり削除しようか迷いつつ、修正コメントで済ます。 うーむ、まだまだ道は遠い。 というわけで、今…

ブリッソンとフェミニスト

自称正しいフツブンの人になった途端、本が買いたくなってしまう。 あれこれ放浪。半分かた無駄遣いやもしれぬ。 放浪していたらガリカ(リニューアルしているのも知りませんで)で Adolphe Brisson, Pointes sèches, Armand Colin, 1898. に出くわす。なに…

みたびのトゥルゲーネフ

さくさくと翻訳が進んだので、これは描かずんばなるまいて。 と自分を納得させてしまう。ぜんぜん打ち止まってないのお。 それはそうと、そういうわけで私の翻訳のページは似顔絵とセットになっているのが 大原則なのである。どちらが主か分かったものではな…

ぼちぼち進む

ただしいフツブンの人になるために、まずは掃除から。 その後あれこれ、つい翻訳も少ししてしまう。 翻訳と似顔絵には共通点があって、どちらもオリジナルが存在する。 しかし出来上がったものはオリジナルとは似て非なるものであり、 同じであると同時に違…

『パリの秘密』の社会史

まっとうな仏文の人になろう。 と思って読書。 小倉孝誠、『「パリの秘密」の社会史』、新曜社、2004年 ウージェーヌ・シューの『パリの秘密』(1842-1843)が大ヒットした、というのは 19世紀仏文学史の「常識」ではありながら、「大衆小説」の流行で片づけら…

ランボー、およびフツブンのひと

諸事情あってランボーを描いてしまう。 ランボーなんか描きたくないね、となんとなく思っていたが、 描いてみれば、なかなかいい感じ。

小曲(好戦的な)

月一マラルメ。 1895年2月1日『ルヴュ・ブランシュ』に時評「行動」のエピグラフに掲載された作品。 デマン版詩集からは除外された。 例によって、やけっぱちな翻訳もどき。 小曲 (好戦的な) 黙っているのでないなら 私に相応なのは 感じていること 暖炉の…

とどめはプルースト

そういつまでも逃避しているわけにはいかないのだ。 ということで、そろそろ打ち止め(の予定)。 とどめはプルーストで。 それはそうと、来年度もがつんと映画観たるでい。 と気合を入れて目論見を立てる。 お題はずばり、「映画で世界を知ろう」こいつは、…

ショパンの憂鬱

おもむろにレントゲン撮影。 とりあえず結核ではないことが証明される。 サンドといえば、ショパン(とミュッセ)。 いささかの下心を秘めて描くも、早々にボツった一品。 写真の質が悪いのも問題だが、ちと暗いんでないの、フレデリック。

サンドの貫録

朝いちばんに郵送。一仕事終える。 なにが嬉しくておっさんの顔ばっかり描いてんねん。 と、自分で自分に突っ込みたくなった時は、 いつでもジョルジュ・サンドの登場とあいなるのであった。ちなみに60歳の頃。 中途半端な色のつけ方だけど。 いっそのことマ…

ネルヴァルはなぜかしら

すっかりと、一日一枚絵を描くブログになりはててしまった。 ページビューがやっとのことで10万に達しました。 ようやく150枚読了するが、 よく考えたら読んだだけでは仕事は終わりではない! 絵なんか描いてる場合か、と本気であわてる。 がしかし描いてし…

バイバイ、サリンジャー

今日は、お参りの日。快晴。 万が一クレームがきたら(くるまいが)言い逃れのしようもない サリンジャー。 今の私には人の顔は二通りにしか見えず、 描きやすいか、描きにくいかのどちらかなのであるが、 この肖像は言うまでもなく前者だな。

チェーホフとか

本日は、会議。二十数回目とか。 たまには外国人でもいかがなものか。 ということで、チェーホフ。

ボードレールは男前

130枚までくる。 それはそうと、 もはや量産体制に突入したと言っても過言ではあるまい。 ああ、言論が意味不明。 19世紀フランス作家一の男前はボードレールです。 ベストドレッサー賞もあげてしまいたい。 にしても何故今さらボードレールなのか。 つうか…

ヴェルレーヌは翁

やれ読め、それ読め。 三日で百本。頭がよれる。 なので無心になって描くは描くは。 関東方面にむけてささやかなオマージュ。 うーむ、若干トルストイ(没後百周年)みたい、ヒゲが。 ヴェルレーヌ翁と呼ぶのが似つかわしい。 どこまでがヒゲかぜんぜん分か…

ヤクザなカミュ

怒涛のレポート読み週間。 ひたすら逃亡。 今年はカミュ没後50年にして、商業戦略継続中。 そういえばパンテオン云々の騒ぎはどうなったのかいな。 うーん、まるでヤクザだ。