2013-01-01から1年間の記事一覧
余勢をかうように次の翻訳を掲載。 テオドール・ド・バンヴィル 「誠実さ」―モーパッサンへ 訳してみたら、バンヴィルの文章は、たいへん古典的にレトリカルなもので、いささか苦労した上に、結果としても読みにくい。 しかしモーパッサンがよく売れて、たち…
鹿島茂・倉方健作、『カリカチュアでよむ19世紀末フランス人物事典』、白水社、2013年 刊行を寿ぎ、勝手に便乗企画を立てました。 ピエールとポール 『ギ・ド・モーパッサン』 件の『今日の人々』の第246号、「ピエールとポール」の手になる モーパッサンに…
勢いあまってジャン・リシュパンの顔を描く。 実にまあ作品に相応しいいかつさであった。 せっかくの連休にこんなことして、と思うが、 連休でもなければこんなことできないしなあ、とぶつぶつ呟くうちに 連休は終わっていくのであった。 まあ、そんなもんだ…
おもむろに宣伝させていただきます。 アラン・パジェス、『フランス自然主義文学』、足立和彦訳、白水社、文庫クセジュ、2013年5月 もうすぐ刊行です! Q980 フランス自然主義文学 - 白水社 この際アマゾンもはっつける。 Amazon CAPTCHA はるか以前から出し…
まる二日間、部屋の中を片づける努力をする。 努力は努力。 長らく、寝る前用だった シモーヌ・ベルトー、『愛の讃歌 エディット・ピアフの生涯』、三輪秀彦訳、新潮社、1971年 をようやく読み終える。なんだかずいぶん長かった。 つまるところ、ピアフの恋…
人、それを便乗と呼ぶのであるが、 なにはともあれ、映画『ベラミ』の日本公開を祝いたい。 http://www.belami-movie.info/index.html フランス語でやれ、と言っても仕方ないし。 さて、素晴らしいのは映画化の波及効果である。 (波及効果で仕事が回ってく…