2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧
本日は5限に補講。 行きも帰りも大雨。けぶって見えぬびわ湖。
へろへろの会議。 夜はパスタ。暑い。
月一マラルメの日。 1894年5月15日、『文学的寄付』Obole littéraire に掲載。 マルセイユの雑誌。無題の詩篇。 訳というより、一解釈。 押しひしぐような雲に対し、沈黙し 玄武岩と溶岩の暗礁 力無い喇叭による 隷属する響きに対してさえ どんな陰鬱な難破…
ダニエル・パルドー、足立和彦、「モーパッサンと海、ヨット」、『Sea Dream』、vol. 9、2009年7月 、p. 116-121. ヨット・ボート雑誌の舵社ホームページ ご縁があって、私も執筆に加わらせていただきました。 そうです、商業誌デビューですよ!! 大型の雑…
のんびりやさん、ペレンナさん、コメントありがとうございました。 ペレンナさんのサイト、 öamAZ[kEp とってもお役立ちですよ。 ところで、今日は、いろいろと届いてあわてふためく。 その中でも、雑誌が届いたので、どこよりも早く宣伝。
コナン・ドイル、『シャーロック・ホームズの読書談義』、佐藤佐智子 訳、大修館書店、1989年 この中に「すんでのところでモーパッサンの偽作者」という章があって、 これは何じゃろなと思って読んでみた(のはけっこう前の話だけど)。 ドイルがスイスを旅…
えらい。 読んだ本いくつか。 北村薫、宮部みゆき 編、『名短篇、ここにあり』、ちくま文庫、2008年(5刷) 吉村昭「少女架刑」と井上靖「考える人」にまずは指を折る。 吉本隆明、『なぜ、猫とつきあうのか』、河出文庫、1998年 みそお殿にお借りしました。…
月一ネルヴァルの日。 1840年6月7日付「プレス」紙の劇評、の途中。 ポルト=サン=マルタン座(『ヴォートラン』が不道徳の廉で二日で公演中止になった後で閉館)と、 ルネサンス座(オペラ座とオペラ=コミック座の座長に訴訟起こされて、5月1日閉館)が …
モーリス・ルブラン、『リュパンの冒険』、南洋一郎 訳、創元推理文庫、2005年(36版) これはしかし、私としてはもひとつ頂けない。 ヒロインのソーニア(表記が古い)に共感が抱けへんのと、 刑事部長ゲルシャールが哀れに情けなく、「公爵」の肩書に弱腰…
誰かとめて。
モーリス・ルブラン、『カリオストロ伯爵夫人』、井上勇 訳、創元推理文庫、2005年(38版) これは凄くて、抜群に面白い。出版は1924年。 二十歳の青年ラウール・ダンドレジーが謎の女ジョゼフィーヌ・バルサモと愛憎の関係の果て、 自らの才能に目覚め、成…
久し振りに母校。 久しぶりにフランスの本屋(新刊)に注文。本代の嵩むこの頃かな。 家計における書籍代の比重を、エンゲル係数ならぬ**係数と規定するのが よろしいのではないか、と日頃から思っているのであるが、 まあそんなものを計上しても仕方なく…
モーリス・ルブラン、『金三角』、石川湧 訳、創元推理文庫、2005年(23刷) 前半は主人公のパトリスが窮地に追い詰められる大サスペンス。 そこにリュパン登場で鮮やかな解決編が後半。舞台は1915年。原作は1921年。 3億フランの金をめぐってフランス大統領…
足が重くて重くて。 田圃の上にはとんびが回り、ツバメが子育てに大忙し。
箕面を歩いて滝を見ながらたこ焼きを食し、 もみじの天ぷらをかじりながら帰る。見事な山、山、山。 お猿さんには会えなかったけど。 また一つ年を取るなり。
伊丹市立美術館で、 「バッカスたちのから騒ぎ―版画が語るパリ・ロンドン酒事情―」 を拝見。楽しい企画。 風刺ものは時事ネタなので理解はむつかしいが、なんにせよみんな酒飲みだったのだ。 ていうのでいいのかな。
偽作の元ネタが分かったのはそれはそれとして、だから何なんだ、ということこそ 考えなければならなかろうが、だから何なんでしょうか。 「食後叢書」の3分の1からが偽作であったという事実は、ふつうに考えて モーパッサンの受容において些細なことではなか…
昨日はパトリシア・カース、今日はセリーヌ・ディオン。
The Cheat, 1915 脈絡のなさすぎる二本立て。いちおう予習を兼ねて。 40分強のサイレント映画にして、知る人はみんな知ってる有名作品。セシル・B・デミル監督。 おおこれが早川雪州の噂の妖しい魅力というものであったか、と納得。 私が見たのもビルマ人ア…
WASABI, 2001 あはははは。 いかにもチープな感じですがそこはそれなかなか面白かったじゃん、と。 フランス語話す日本人がそんな次から次に出てこんやろう、とか。 ワサビに必然性なさすぎ、とか。 モモ役のミシェル・ミューラーがいいなあ、とかとか。
今日はありがたいお休み。 映画二本立て。
ジュール・ヴェルヌ、『悪魔の発明』、創元SF文庫、2005年(10版) ヴェルヌをもうちょっと読みたいな、ということで買い置きの一冊。 原題はFace au drapeau, 1896. とんでもない破壊兵器を発明したマッド・サイエンティストを誘拐した海賊は 秘かに彼に兵…
仕事が進まん! でも本は読む。読書は頭の食事ですから、これ欠かすわけにはいかんとです。 『1Q84』も読みました。コメントは省略。 北村薫、『ひとがた流し』、新潮文庫、2009年(2刷) 人生に対する眼差しの細やかさと優しさにおいて比べられる作家を知り…
いろいろあって大変。 まず、リシュパンから。Kさん見てますか〜? Jean Richepin, Truandailles, Charpentier, 1890. の内、 "Pouillards"が、7 "The Clown"( 4, 2) "Ch'tiote"が、8 "Babette" (4, 1) の元であったことを、遅まきながら確認する。 ついで、…
へろへろの一週間。
ここだけの話ですが、またやってもた。 René Maizeroy, Après, Ollendorff, 1893 (10e édition). これがなんと長編小説であって、短編集ですらないところが無残であった。 かえるも踏む気にもならないという。 うるうる。 こんなことをしていたら、その内、…