えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

あわあわ

あわわわ、と言っているうちに日がどんどん過ぎる。 読み終えた電車本。 ディケンズ、『二都物語』上下、中野好夫訳、新潮文庫、1967年 主筋だけ取ると実にロマネスクでロマンチックだけれど、 フランス革命前、民衆の間で不満が高まっていくところと、 革命…

モーパッサン、アグレガシオンの課題に

一月前。おお大変だ。 すでに旧聞に属するけれども、 10月号の『マガジン・リテレール』はLe Mystère Maupassant「謎の人モーパッサン」と題する モーパッサン特集号であった。 これは来年のアグレガシオン(中高等教育教授資格試験)の課題図書の中に、 『…

エッフェル塔の潜水夫

ところでもうずいぶん立つけれど、 ピエール・カミ、『エッフェル塔の潜水夫』、吉村正一郎訳、ちくま文庫、1990年 を読みました。 原著は、Pierre Cami (1884-1958), Le Scaphandrier de la Tour Eiffel, 1929. ユーモア小説とミステリーと冒険ものとを全部…

不機嫌でへこむ

疲れていると寛容度がさがって不機嫌となり、あとで自己嫌悪に陥る。我ながら小物だ。修行が足りないのお。 それはともかく、