えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ご返事の続き

貴重な休日。 まだ時間のあった頃に描きのこした、モーパッサンを載せつつ、 ご返事のつづきを書きます。遅くなりましてどうもどうも。 私がモーパッサンに惚れた、数多あるうちのもう一つの機会は、 旅行記『水の上』の一節にあります。 もともと、 1886年6…

プラネタリウムのふたご

そういうわけで、いしいしんじを立て続け。 『ぶらんこ乗り』、新潮文庫、2008年(13刷) 『麦ふみクーツェ』、新潮文庫、2005年(2刷) 『プラネタリウムのふたご』、講談社文庫、2006年 『ポーの話』、新潮文庫、2008年 『麦ふみ』と『ふたご』と『ポー』…

通勤電車で読む本は

おのずと制限があろうというもので、 手ごろな文庫本の読書だけは進んでいるのであった。

一九八四年

ジョージ・オーウェル、『一九八四年』、高橋和久 訳、ハヤカワepi文庫、2009年(2010年10刷) 物資の窮乏とか監視体制のありかたとか、80年代のソ連・東欧を想起させるところが いかにも凄いながら、一番見事だと思うのは「ニュースピーク」の発想で、 思想…

今日も雨

耐久レース3週目半ば。もう言いわけは要らない。

凝縮された魂

土曜日マラルメ。 日曜日会議。 本日、苦手な例文作り。 ジェロンディフ(同時性)についてはこんなの。 Elle a regardé le ciel en essuyant ses larmes. 「彼女は涙を拭きながら空を眺めた」 元ネタはマルスリーヌ・デボルド=ヴァルモール。 だめっすか。…

モリエール 恋こそ喜劇

Molière, 2007 ローラン・ティラール監督。 若き日のモリエールを、モリエールの作品を使って描くという趣向が冴えていて、 多面的であると同時に弱みを抱えている人々の姿が鮮やかに、 見事にモリエールの世界が描かれていてお見事。 『町人貴族』と『タル…

モリエール!

お返事先延ばし中でごめんなさい。 フランス語の話して、フランス料理食べて、フランス映画観て、フランスのCD買って帰った日。

セゼールの微笑

今週より(気分は)15週間耐久レースの開始。 一緒に描いた後年のセゼールでも掲載。お洒落。 竜之介さんお返事どうもありがとうございました。 着々とモーパッサン読書が進んでいるようで、 うらやましく思いもします。頂いたご質問に、少しずつお答えをし…

セゼールの肌の色

絵を描くかたわら仕事する、じゃくて、 仕事するかたわら絵を描いていると、 絵ばっかり進んでしまうんですけど、 これは一体何故なんでしょうか。 てなことを呟く今日の一日。 先日、なんとリクエストいただいてしまった エメ・セゼール、の若い頃。 やり手…

それはつまりはズボン吊り

新年度に突入してしまう。あなおそろしや。 それはそうと、これまたKさんに速攻で教えていただいたのが、 L'INSTANT D'APRÈS: HORS D'USAGE - Porte-vêtements これの9番がずばり tendeur pour pantalon なのです。 ありがとうございました。 ふーむ、ふむふ…