2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧
以前から読みたかった本。 コンラート・ローレンツ、『ソロモンの指環―動物行動学入門―』、日高敏隆 訳、ハヤカワ文庫NF、2005年(10刷) 動物行動学の古典にしてバイブルのような書物は、 言うまでもなく抜群に面白い。それにしても 私なんかにはとても耐え…
先日の「書簡に見るギュスターヴ・フロベール」について。 フロベールをただただ芸術のみに生きた作家と位置づけることで モーパッサンは「芸術家フロベール」を称えている。 ひとつにはレアリスト、あるいはナチュラリスムの父という 周囲の評価に対する、…
朋あり遠方より来たり、鍋をつついて朝まで飲む。 そして昼まで眠る。起きて頂く柿と林檎。
解放感に浸る午前4時。勢いで訳しきる。 モーパッサン 『書簡に見るギュスターヴ・フロベール』 4月頃訳しかけて中断していたもの。ああ嬉しい。 どうぞどうぞ、乞うご一読。
ようやく待望の冬休みに突入。 とりあえずメモのみ。 村上春樹、『レキシントンの幽霊』、文春文庫、2008年(15刷) 不思議な話ばかり。 (そういえば『トニー滝谷』の映画を観たことがあった と思い出した。あれはいつ、どこでのことだったろう?) 村上春…
モーリス・ルブラン、『リュパンの告白』、井上勇 訳、創元推理文庫、2003年(39版) なぜかしらねどくいくい読めて、色男ってすごいなあ、と。 それはそうとご縁もあって、 öamAZ[kEp こちらでいろいろと学ばせていただきました。 若い頃…
本は読めてしまうのであります、ここだけの話。 アイザック・アシモフ、『聖者の行進』、池央耿 訳、創元SF文庫、2004年(17版) 傑作「バイセンテニアル・マン」まで来ると、ロボットとは何かの問いが 人間とは何かという問いにまで結びついて余韻深し。
モーリス・ルブラン、『813』、堀口大學 訳、新潮文庫、2005年(59刷) モーリス・ルブラン、『続813』、堀口大學 訳、新潮文庫、2006年(53刷) 最初が「アルセーヌ・リュパンの二重の生活」で 次が「アルセーヌ・リュパンの三つの罪」。 なんといっても後…
仕事をしないために本を読むような。
ブルトン、『狂気の愛』、海老坂武 訳、光文社古典新訳文庫、2008年 すごく良いところもあり、よく分からないところも多々あり、 あまりに身勝手な言葉についていけないようなところもあるが、 そういうことを言うていては、ブルトンのように恋多き人間には …
長い中断を経て、一応読みとおす。
シュペルヴィエル、『海に住む少女』、永田千奈 訳、光文社古典新訳文庫、2006年 表題作だけは読んだことがありました。これはやはり傑作。 全篇「です・ます」で訳されているのが新しいところかと思う、よい選択。 表題作と「飼い葉桶を囲む牛とロバ」はよ…
届いた本の話。 Guy de Maupassant, Contes et nouvelles, édition complète, illustrations de Félix Vallotton, Omnibus, 2008 なんでもFrance2のドラマ企画 Chez Maupassant が当たったのを受けて の豪華本出版ということらしいが、荷物のフタを開けてみ…
個人的オリンピックは既に後半ながら、ついに入手 (財)日本オリンピック委員会監修、『近代オリンピック100年の歩み』、ベースボール・マガジン社、1994年 定価2万円が古書で1万1千円なり。 1894年のパリ会議(IOC発足)から100年というのがなんとなく渋い…
毎日へろへろ。冬休みはまだかいな。 教えてもらったコルネイユをiTunes Storeでご購入。 いまどきのコルネイユはピエールではないのだ。 相変わらずメモだけ。 アイザック・アシモフ、『ファウンデーション対帝国』、岡部宏之 訳、ハヤカワ文庫SF、2005年(…