えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

教科書完成

ついに完成したフランス語教科書が届く。 いやはや長い長い2年であった。 感無量。

会議と鍋

土曜は学会。尼崎。 本日は会議。夜は鍋でごわした。

ピエロの赤い鼻

Effroyables Jardins, 2003 監督ジャン・ベッケル。 普通のおっさん二人組が、いいとこ見せようとレジスタンスぶって、 勢いで鉄道爆破してしまう。ところがドイツ軍は、市民四人を捕まえて、 犯人が自主しなければ彼らを殺すと宣告し、四人を穴の中に突き落…

バティニョールおじさん

Monsieur Batignole, 2002 監督・主演ジェラール・ジュニョ。 肉屋のバティニョール。娘の婚約者は対独協力者で、亡命ユダヤ人を密告し、そのお陰で ドイツ側の優遇を受けて親父さんは、本人は積極的に望んでないけれども、 豪華なアパルトマンに引っ越し、…

おじさんはがんばる

そういう映画二本。

さよなら子供たち

Au revoir les enfants, 1987 ルイ・マル監督。 しかしまあ、ハリウッドならいくらでも盛り上げて見せようところを、 これはまたなんとも地味な、もとい「静かなトーン」の作品であることよ。 占領下のキリスト教の寄宿学校に転校してきた少年と、次第に友達…

地味でなく静かというべし

お題は戦争。待ってましたのフランス映画。

バイバイ、マイケル

This is it を鑑賞。 言うても詮無いことながら、まだ死んじゃいけない人だったとしみじみ思いました。

パラダイス・ナウ

Paradise now, 2005 ハニ・アブ・アサド監督。 イスラエル占領地区ナブルスで、自爆テロ決行が決まった二人の青年 サイードとハーレドの48時間。 銃弾飛び交う現地での命がけの撮影ということもあり、 息苦しい緊張ぶっつづけの90分に、これはほんまに驚いた…

犬も歩けば

右往左往してるうちにいつの間にかこういうところに辿り着く。 やっぱり「異文化交流」とちと違うんだけど、それはともかく。

君のためなら千回でも

The Kite Runner, 2007 マーク・フォースター監督。 ドリームワークスとはいえしょせんアメリカ映画でしょ、とか思って悪かった。 制作側の懸念を押し切ってダリー語で撮ったというのがまず偉い。 子どもの時におかした過ちを、二十数年経って大人になった後…

凧合戦

ほんにまあ今日も今日とて。きりはなし。

ナイト・オン・ザ・プラネット

Night on Earth, 1991 ジム・ジャームッシュ監督。 なるほど、そういう邦題のつけ方もあるものか、と。しかし何故ぞ。 それぞれタクシー運転手を主人公にした、5都市にわたるオムニバス映画。 ニューヨークとローマ(ロベルト・ベニーニ)に爆笑。 ロスのウ…

アースかプラネットか

教えて貸していただいていたのをようやく観る。

アルジェの戦い

La Battaglia di Algeri, 1966 いい加減フランス映画が観たいじゃないか、 と思ったら、イタリア(とアルジェリア合作)映画だったんだな、これがまた。 ジッロ・ポンテコルヴォ監督。 アルジェリア戦争をドキュメンタリー・タッチで描いた傑作という評判そ…

愛より強く

Gegen die Wand, 2004 ファティ・アキン監督。 こいつは「壁にぶつかって」ということでよいのかな。英題はHead-On。 ということは、これは自動車で壁に突撃自殺未遂した男の再生の物語、 というのが主筋なのかもしれない。 はじめは偽装結婚だった相手を、…

あちらへこちらへ

心だけは世界を駆け巡る、と。

ダンス・ウィズ・ウルヴズ

Dances with Wolves, 1990 ケビン・コスナー監督・主演。 たしか映画館で観たと記憶するのだが、あれはもう18,9年も前のことなのかしら。 最前線に送られた白人男性が、次第にスー族の中に溶け込んでいく過程で、 アメリカ原住民の生活の様を見て、これを理…

観ろ観ろ

どうせそれしかできないんだろ、 というわけでもないはずながら。

黄色いリボン

She wore a yellow ribbon, 1949 しかしまあ、物事はおしなべてそう単純ではなく。 この映画はつまるところ退役間近の老軍人をジョン・ウェインが好演しているということに尽きる。 どうでもいいけどジョン・フォードにとってはロマンスはただの味つけ に過…

テクニカラー

そもそもは「インディアン」の扱いがひどかった時代の証言として 観てみたジョン・フォードではありました。

感無量

ジュリエット・グレコのコンサート。 あのグレコが目の前5メートルにいるというのを考えるだけでも凄く、 しかも予想をはるかに超えた見事なパフォーマンスと歌唱力に仰天し、 あっという間の1時間半。休みなしに歌いあげた彼女は本当に素晴らしかったのです…

ロシアより愛をこめて

From Russia with love, 1963 監督テレンス・ヤング。 10代で観てれば興奮もしましょうが、今となってはもうねえ。 原作ではソ連が悪役だったのに、政情を慮って謎の秘密組織に変わった という話を知った時点でかなり萎えました。うーむ。 それはそうと冷戦…

ソルジャーブルー

Soldier blue, 1970 ラルフ・ネルソン監督。 西部劇の概念を覆す、アメリカン・ニューシネマの問題作、と。 インディアンは悪ならず、という理念を明確に打ち出していて、 ある意味大変分かりやすく、撮られるべくして撮られた作品、という感じが濃い。 キャ…

アパッチ砦

Fort Apache, 1948 ジョン・フォード監督。ジョン・ウェインとヘンリー・フォンダと。 これはつまり頑固で無能なボスのおかけで軍は壊滅しましたが、 しかし彼らは連隊の名誉を守ったのです、といって、 ジョン・ウェインはあらたに戦に出かけていくお話であ…

映画に浸る

一生で一番映画を観た一年になるかもしれぬ。

ベルリン・天使の詩

Der Himmel über Berlin, 1987 いわずと知れたヴィム・ヴェンダース監督作品。 こういう単純なのか深いのかよく分からない(その両方なんだろうけど)作品は 苦手なのは承知で観て、まあ予想どうりだったんだなこれが。 ピーター・フォークがピーター・フォ…

野のユリ

Lilies of the field, 1963 監督ラルフ・ネルソン。 シドニー・ポワチエが黒人初のアカデミー主演男優賞を獲ったという歴史的作品。 私としては、これは脚本がもひとつぎこちなく説得力に欠けるように 思われなくもなく、まあこんなもんかいなあ、という感じ…

とにかく観るしかない

という状況下。

ミシシッピー・バーニング

Mississipi burning, 1988 監督アラン・パーカー。ジーン・ハックマンとウィレム・デフォー。 1964年、公民権運動に反対してKKK暴れまくりの凄惨たる状況下、 犯罪捜査にやって来たFBIの二人組。 大がかりな捜査でも埒があかず、最後は非合法丸出しの手段を…