えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

月世界へ行く

ジュール・ヴェルヌ、『月世界へ行く』、江口清 訳、創元SF文庫、2005年(新版) 月に打ち上げた大砲が、軌道が逸れて一周して帰ってくるだけ といえばだけの筋で(女性が一人も出てこないことも含めて) まあヴェルヌらしいことである。 そうすることでファ…

なぜか読書の

はかどる秋の夜かな。 生島淳、『スポーツルールはなぜ不公平か』、新潮選書、2003年 これまたタイトルは出版社によるものか。中身は ルールから見るスポーツの歴史とでもいうもので良書。 タイトルに関しては、つまるところIFのお偉いさんが特定の地域出身…

東京オリンピック

『東京オリンピック』、総監修 市川崑、1965年 とりあえず「劇場公開オリジナル版」。 競技よりも選手個人とおそらくはその孤独に焦点を当てているので、 必然的に団体スポーツは(女子バレーを除いて)蚊帳の外の感がある。 ま、今さら記録か芸術かとか言う…

東京オリンピック

ようやく拝見。

寝違える

今年に入ってから頻繁に寝違えるのは何なのか。 それはそうと、オリンピック関連の読書はきりがない。 多木浩二、『スポーツを考える ―身体・資本・ナショナリズム』、ちくま新書、2006年(4刷) は久し振りの期待はずれなり。 沢木耕太郎、『オリンピア ナ…

宗教としてのスポーツ

クーベルタンにとってのオリンピック私的まとめ。 クーベルタンにとってスポーツとは、精神と身体の調和のとれた 人格的に優れた人間を育て上げることに役立ち、平等な場で 公正なルールに則って競い合うことを通して、相手への尊敬と 相互理解が深められ、…

ひさしぶりのネルヴァル

早いもので4回目を終え、どうにか軌道に乗りつつあるような。 それからその足でネルヴァルへ。 1849年に『赤い悪魔―カバラ年鑑』と題する変な本を書いてることに へーと驚いた。

ベルリン・オリンピック

今読み終えたのでメモ。 デイヴィッド・クレイ・ラージ、『ベルリン・オリンピック 1936 ナチの競技』、高儀進 訳、白水社、2008年 よくもまあと思うぐらいよく調べられたベルリン・オリンピックについての本。 正直読んでいてげんなりするような話が続くの…

体育の日

体育の日は東京オリンピックの開会式が10月10日だったことに 始まるのであり、それが13日になってどうすんだと思いつつ、 月曜が祝日とはなんとありがたいことであろうか。 それはそうと、そういうことはつまり東京オリンピックは10月に やっておったわけで…

怪盗紳士リュパン

モーリス・ルブラン、『怪盗紳士リュパン』、石川湧 訳、創元推理文庫、2003年(53刷) 十数年ぶりに読んでみて何を思ったか。 1907年にはすでに自動車が走り、リュパンはバイクに乗り、 電燈がともっていたことになんとなく驚く。プルーストの世界だなあと…

六甲にて

マラルメの日。竹内勝太郎を知る。

ロボット

少し前に チャペック、『ロボット(R. U. R.)』、千野栄一 訳、岩波文庫、2005年(13刷) を読み、なるほど「古典」の名に相応しいと思う。今でも上演しがいのある 作品ではなかろうか。それもあって、アイザック・アシモフ2冊をつづけて。 『われはロボット…

2回目にそなえて

古代オリンピック概観。 1500年の時をはさんで「復活」した近代オリンピックが、 古代オリンピックとどれだけのつながりを持っているのかは なかなかむつかしい問題ということ。 それはそうと、 もしクーベルタンがいなかったとしても、あるいは「近代オリン…

泡盛を飲む

半年に一度の研究会。 沖縄料理、タコライス初体験。泡盛は危険です。