えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ジュリヤンについて

なんか目の覚める曲でもないじゃろか、と思ってさ迷ううちに、 Michel Delpeche, "Pour un flirt"(邦題「青春に乾杯」)に辿りつく。 目は覚めたが、腰がくだけた。 引き続き『女の一生』。 ジャンヌの夫ジュリヤンについて、あんまり誰もものを言っていな…

あるいはカンディード

誕生日。 なにかよいことはないかと思って、『舞踏会の手帖』を観る。渋い選択だ。 オムニバスの各篇いずれも味わい深いが、それにしても人生観、苦み走りまくり。 これぞ古き良き大人の映画かな。 相変わらず『女の一生』。 「無垢」な状態にある人物が、そ…

ジャンヌの父

週末、東京に。色々あった。 先日、『女の一生』のジャンヌはルソー的な「野性人」だと記してみたが、 それってつまりは『人間不平等起源論』ということなのか。 ところで、もちろん、ジャン=ジャックの名前は『女の一生』の冒頭に書き込まれているのである…