えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧

シリアの花嫁

The Syrian Bride, 2004 エラン・リクリス監督。 イスラエル占領下のゴラン高原のある村。「無国籍」の花嫁モナは 軍事境界線の向こうのシリアに住む男性に嫁ぐのだけど、 一たび境界線を越えたらシリア国籍になって、戻ってくることはできない、 その結婚式…

観おさめ

おおもう2009年が終わってしまう。 今年最後は何がいいじゃろな、ということでこの一本。

グランヴィル

『動物の私的・公的生活情景』(1842)のお話。 最近読んだ本をまとめて挙げて備忘にする。 付け焼刃関連。 藤原帰一編、『テロ後 世界はどう変わったか』、岩波新書、2003年(2刷) は再読。 小杉泰、『イスラームとは何か その宗教・社会・文化』、講談社現…

天保山へ

最終日の『ウィーン世紀末展』。 クリムトとシーレはやっぱり突出しているのね、と思いました。

キリクと魔女

Kiriku et la sorcière, 1998 ミッシェル・オスロ監督。 西アフリカのおとぎ話を元にしているとか。 絵柄が好みでないよなあとか思っていたのが大間違いで、 鮮やかな色彩が美しく、物語は魔女が魔女になった由縁を問う形で 単純な勧善懲悪を回避していて、…

休息と掃除

たくさん寝て掃除をする。健全だ。

ロシアン・ドールズ

Les Poupées russes, 2005 セドリック・クラピッシュ監督。 『スパニッシュ・アパートメント』の続編にして5年後の物語。 お馬鹿なイギリス人ウィリアムが、あんないい奴になるとは驚いた。 30になってもまだ人生定まらずにふらふらしている、という点に 個…

びわ湖に雪が降る

カメラ持ってきゃよかったな、と。 お題はEU。おお遂に現代。

会議の後に

年内最後の会議の後、忘年会。 おおもうそんな時期なのか。

博士の異常な愛情

または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか Dr. Strangelove, 1964 キューブリック監督。 いやはやこれは傑作だと改めて納得。

冷戦の締めに

久しぶりに鑑賞

そして、私たちは愛に帰る

Auf der anderen Site, 2007 英題はThe Edge of Heavenだそうで、 ちなみに仏題はDe l'autre côté。 ファティ・アキン監督。 ドイツとトルコの3組の親子が出会ったりすれ違ったり、 その内の二人が亡くなり、けれどその死はまた「許し」の機縁でもあり、 邦…

向こう側に

いまだ自転車操業は続く。ああどうしよう。

ジュール・ルメートル

3年ほど放っておかれた、やりかけの翻訳の後半部を、 先日勢いで仕上げ、注をつけて一応本日完成。 ジュール・ルメートル 『ギ・ド・モーパッサン』 長いんですが、ご賞味いただければ幸甚です。 なにが凄いといって、 モーパッサンの短編を翻訳する人はこれ…

グッバイ、レーニン!

Good Bye Lenin !, 2003 ヴォルフガング・ベッカー監督。 ドイツ冷戦ものとしては外せまい、かと。 話の展開にもうひと捻りあるかと思っていたら、そうでもないので あらそうなの、と思うが、あれはあれでよろしいのであろう。 よくできた孝行息子だなあ、と…

空飛ぶレーニン

のところが良かった。

小曲I

月一マラルメ。 『愛の賛歌』という詩集に載せるため、挿絵に合わせて詩を書くも、 挿絵と合ってない、と駄目出しされて、お蔵入りした後、 Epreuve 『校正刷(ないし試し刷)』1894年11月号に掲載。 解釈はいろいろあるうちの一つ(のつもり)。 小曲 I な…

善き人のためのソナタ

Das Leben der Anderen, 2006 フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク脚本兼監督。 1984年、東ベルリンにおいて、劇作家と彼の恋人をスパイする 秘密警察シュタージの男は、盗聴を続ける内に次第に相手に共感を覚え、 東の真実を西で告発しようとする…

真夜中の映画鑑賞

午前二時から。

トンネル

Der Tunnel, 2002 ローランド・ズゾ・リヒター監督。 1961年、壁ができあがっていく西ベルリンにて、東側にいる家族を迎えるために、 145メートルのトンネルを掘った人たちの、実話を元にした作品。 筋は単純なようなものながら、なかなかどうして脚本が実に…

ついに

ついに、あっちの仕事が(たぶん)終了。めでたい。 それはそうと、お題は冷戦。