えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

に行きたい

オリンピックについて勉強していれば
おのずとオリンピアに行きたくなるものではなかろうか。
てなことはともかく、その後読んだ本。
村川堅太郎、『オリンピア 遺跡・祭典・競技』、中公新書、1963年(1979年11版)
はまあ古い本ではあるけれども。
清川正二、『オリンピックとアマチュアリズム』、ベースボール・マガジン社、1986年
もまあ過去の話となったわけだけれど、問題がよく纏められているという点で
ありがたい本である。
『ポケット版 オリンピック事典』、日本オリンピック・アカデミー編、楽、2008年
これが意外やよく纏まっていて便利。
後半はちとJOA的側面が出ちゃってる印象か。て、当たり前だけど。
で最後。
マイケル・ペイン、『オリンピックはなぜ、世界最大のイベントに成長したのか』、保科京子・本間恵子 訳、グランドライン、2008年
「元IOCマーケティング責任者がはじめて書いたスポーツマーケティングの決定版」というご本。
オリンピック・ブランドをいかに高値で売ることができるか
という問題の答えは、
オリンピック・ムーブメントの高い理念を損ねずに維持すること
にあり、結果として、過剰な商業主義に堕さないことが肝要である
というのが著者の主張かと。なるほど、そういうものですか。
なんにせよ、放映権の販売とTOPの戦略についてよく分かる。
自然とプロ・サマランチな立場から見られるわけで、
ジェニングズ『黒い輪』の真裏(というか真正面)ということになり、
見方が違うとこんなにも違うもんかいね、
ということで、なにがなんだか私にはよく分からない
大人の世界だなあと思いました。
あとそうそう、
『Number Plus』10月号の北京オリンピック総集編なども。