えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

あっちとこっちと

散髪。いつも平日の昼間にのこのこ行って怪しまれているのかしら
とか唐突に思って、意味もなく照れてみたりして。
今日はあっちばかりしてしまったので、明日からこっちも頑張ります。
なんのこっちゃ。


読んだ本三本。
青木保、『異文化理解』、岩波新書、2008年(15刷)
青木保、『多文化世界』、岩波新書、2008年(8刷)
途切れ途切れに、ようやく読み終える。問題をいろんな面から取り上げていて読みやすい。
ほとんど関係ないながら、個人的に
日々これ19世紀フランス文学と格闘することは、「異文化理解」とどのような
関係にあるのかということを考える。なかったら困るし、あると思うんだけど。
即物的に言えば、「あの人たち」の現在を深いところで理解するためには、
近代社会の原点ともいうべき時代に遡って、その時代の心性とか依って立つところとか
イデオロギーとか思想とか、はたまた芸術とか、そういうところから分からないと
駄目よね、という理屈ではありましょう。そういうのって説得力あるのかしらね。
他方、脈略上、
北野圭介、『ハリウッド100年史講義 夢の工場から夢の王国へ』、平凡社新書、2007年(3刷)
社会学的な視点からハリウッドの変遷を辿りつつ、それを作品の変遷とも結びつけて論じたもの。
近年の映画史とか映画研究の成果を踏まえていて、なかなか面白い。
なにせ知らない世界なので、とても勉強になりました。