えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

バグダッドの盗賊

The Thief of Bagdad, 1924
監督はラオール・ウォルシュ
ダグラス・フェアバンクスとジュラン・ジョンストンはとりあえずまあよくて、
アンナ・メイ・ウォン(モンゴル人の奴隷という悪者役、うるうる)と、
モンゴルの王様演じる上山草人(これがまたえらい悪そうな東洋人で)が個人的見どころ。
それはそうと1924年にサイレントの時点で、たいへん豪壮なセット(天井がとにかく高い)に
各種特撮(空飛ぶ絨毯はともかく、海に潜るシーンは驚いた)ふんだんの、
こんなファンタジー映画が撮られていたことに素直に感動する。