えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

雨の週末

書きたいことは色々ありながら、ままならないこの頃。
たとえば、足元に転がってるこんな本、
Gustave Flaubert - Guy de Maupassant, Correspondance (1873-1880), édition présentée, établie et annotée par Sylvain Kerandoux, La Part Commune, 2009.
は一体何であるのか。
フロベールモーパッサンの往復書簡集は、1993年(モーパッサン没後100年)に、
Gustave Flaubert - Guy de Maupassant, Correspondance, texte établi, préfacé et annoté par Yvan Leclerc, Flammarion, 1993.
が出ており、詳細な注釈のついた大変立派なお仕事で、
この本には実にもうお世話になっており、本はもはやぼろぼろである。表紙も取れて。
たぶんフラマリオン版は品切れて久しいので、新しい版が出るのは良いことではある。
しかしこれは普通に考えると、フラマリオン版をそのまま頂いてきて、
注釈だけつけ直した代物にしか見えない。
それはなんだかずるいお仕事に見えるのだが、もっと裏事情があるのであろうか。
とか。
まあ、どうでもいいことではある、か。